ビジネスモデル・キャンバスのワークショップ@グリー株式会社
7/26(金)に GREE さんでビジネスモデル・キャンバスのワークショップをやってきました。
経緯はNECソフトさんで行ったワークショップのレポートをみた GREE の方から「うちでもやって!」と声をかけてくれたのがきっかけです。本当にありがたいことです。
18名参加予定のところを飛び込みの方もいらっしゃって20名にご参加いただきました。ちなみに18:30開始なので業務後です。みなさんの熱意がスゴイです。後から知ったのですが、GREE さんは今回の研修については社内の有志が集まって企画をしたそうです。現場主導で自分たちが何を習得していくのかを考えて実行していけるのは本当に素晴らしいと思いました。
当日のアジェンダはこんな感じです。
前回のNECソフトさんをベースにしつつ、扱うビジネスモデルを参加される方にあわせてカスタマイズしています。
具体的には、NECソフトさんはシステムインテグレーターなので、BtoB型のビジネスモデルが起点になるのですが、GREE さんはゲームなどのコンテンツを扱うプラットフォームなのでBtoC型のビジネスモデルが起点となります。普段のコミュニティでやっているワークショップは、近い業種の方が集まるのでついついBtoB起点で始めてしまうのですが、今回みたいにBtoC起点でやってみるといろいろ学びがあるのだと気が付きました。
最初のワークショップの説明の時に「今日のワークショップが終わる頃には、みなさんは1枚のビジネスモデル・キャンバスを5〜15分で描けるようになります。」と宣言しました。実際に新規事業のワークで各グループは10分以内で新しいビジネスモデル・キャンバスを描き切っていたので、今回の研修の目的は達成できたと思います。
ストーリーテリングの時には「コマーシャルシート」というツールを使います。これまでは内覧会の形式で参加者がそれぞれ見て回るスタイルにしていたのですが、参加者の方が「説明してもらったほうがいい」と提案されたので各グループの代表者が手短にプレゼンをすることにしたところ、これが非常に盛り上がりました。みなさんプレゼンが上手い!
さて、ワークショップは私が若干、時間配分を間違えたため、終了時間が22時を回ってしまいました。それでもみなさん最後まで集中力を切らさずにやりきっていました。
終わった後、参加された方の何人かとビールを飲みながら話をしたのですが、業務から離れて自由にビジネスを発想する場があるというのは良いとおっしゃっていました。確かに、業務から離れて自由に考えた結果、みなさんがつくられたアイデアは良い感じのものが多く、中には実現したら大化けするのではないだろうか? と思うようなアイデアもありました。
さて、良いアイデアができたら次はどうするか? 今回のワークショップの終盤ではそんなディスカッションのネタを用意しておきました。最近の私自身の興味が(仕事の都合もあって)、アイデアをどうやって現実の世界に定着させるか? というところにシフトしています。今のところ関係者を巻き込んで泥臭くやっていく以外の手法は見いだせていないのですが、巻き込んで泥臭くやっていくとどうしてもカオスな状態になります。これを事前に認識できているかどうかでスピード感が大きく変わってくるのだろうというのが、私自身が失敗をしながら得た今のところの結論です(このあたりの話はもうちょっと洗練されたらご報告します)。
最後に、ビジネスモデルキャンバスの読み方について間違える方が多いので、余計なこととは思いつつこんなスライドを用意しておきました。
余談
研修当日、Facebook 上でアップされていた同僚たちの写真が面白かったので、会社紹介の時にスクリーンに映して「こんな感じの会社です」って説明したらとても好評でしたよ:b